住まいの最低限の掃除ってどこまで!?「それなりにキレイ」を実現する毎日・週1の掃除

住まいの最低限の掃除ゆるい掃除・片付け
この記事は約12分で読めます。

人が生活しているかぎり家は汚れますね。
キレイな住まいのためにはこまめで丁寧な掃除が必要です。
とはいえ毎日たっぷりと掃除の時間を確保できるのは一部の人だけです。

  • 仕事
  • 家事
  • 雑務
  • 睡眠時間

これらのことをしていたら、あっという間に1日が過ぎ去ります。

最低限どれくらいの掃除をすれば
「それなりにキレイな住まいをキープできるか」が知りたいですね。

本記事で書いてあること
  • 最低限
  • どの場所を
  • どのくらい
  • 掃除をすればよいか

をまとめました。
勝手な基準にならないように『各種掃除アンケートの結果』を参考にしています。

最低限ならラクだよね

毎日の掃除に対する意識:各種アンケートの結果

世の中の人はどれくらい掃除をしているのかな?うちは掃除している方なのかな~?

掃除頻度はどれくらいか?

掃除内容週1日以上
掃除する
週1日未満
月1回以上
月1回
未満
月に1回
も掃除
しない
🔪台所のシンク掃除69%19%8%4%
🔥台所のコンロ周りの掃除65%19%12%4%
🚽トイレ掃除71%21%5%3%
🛀風呂掃除70%20%7%3%
📺家具や棚のホコリをとる53%26%16%5%
👟外のはき掃除24%19%20%37%
住環境と掃除に関するアンケート調査・市場調査
出典:マーケティングリサーチ会社のアスマーク

家の中をいつも清潔であるよう心がけているか?

72%以上の人が家の中をいつも清潔にしたいと思っています
当て
はまる
やや
当てはまる
あまり当て
はまらない
当て
はまらない
割合(%)23.4%48.6%22.4%5.6%
人数424人880人405人101人
掃除意識調査:家の中をいつも清潔であるよう心がけているか?
出典:サンケイリビング新聞社

掃除を面倒と思うことがあるか?

87%以上の人が掃除が面倒だと思っています
当て
はまる
やや
当てはまる
あまり
あてはまらない
当て
はまらない
割合(%)51.5%35.7%10.7%2.2%
人数933人646人193人40人
掃除意識調査:掃除を面倒と思うことがあるか?
出典:サンケイリビング新聞社

掃除にかける時間をもったいないと思うか?

48%以上の人が掃除にかける時間はもったいないと考えています
当て
はまる
やや
当てはまる
あまり
あてはまらない
当て
はまらない
割合(%)16.2%32.3%38.7%12.7%
人数293人585人701人230人
掃除意識調査:掃除にかける時間をもったいないと思うか?
出典:サンケイリビング新聞社
  • 72%以上の人が「家の中をいつも清潔にしたい」と思っている
  • 87%以上の人が「掃除が面倒」と感じている

願望はあるけど、実際に行動するのは面倒なわけです。

人間らしい結果ですね。

毎日の掃除の現実的な最適解は「面倒に感じない最低限の掃除」をすることです。

限られた時間の掃除で「必要十分なキレイさ(それなりのキレイさ)」をキープできます。

場所別の汚れと掃除方法

それではここからは
住まいのポピュラーな場所ごとの「最低限の掃除」をご紹介します。

「それなりのキレイさ」を達成するために必要な
「掃除頻度」「ポイント」を中心に書いています。

玄関(掃除頻度:毎日)

最低限の玄関掃除はコレ
  • ホウキで砂をはきだす(1分)
  • タタキに出す靴は1人1足
  • 靴をそろえる
これなら3分

使う道具は、「ほうき」と「ちりとり」。
玄関は狭いので砂をサッとはくだけなら1~2分で終わります

短時間で終わらせるコツは、日頃から玄関のたたきに必要以上の靴を置かないことです。

靴の「片付け」から始まったのでは、何倍もの時間がかかります。
そのために玄関のたたきに置いてよい靴は、「1人1足まで」にします。

また家族全員が脱いだ靴をそろえる習慣をつけさせましょう。靴の向きがそろっているとキレイに見えます。
>>「すぐに散らかす家族」を3ヶ月で変身させる片付けルール

Step Up:玄関掃除

余力のある人は、下記の掃除までやります。

◆玄関の床を水拭きします。
よく水をしぼった雑巾でふきます。

◆靴や下駄箱を乾燥させます。
臭い玄関の主な原因は靴と下駄箱
しみ込んだ汗や汚れから発せられています。
臭い玄関は来客時に恥ずかしいですね。

・対策は乾かすこと。靴を乾かすだけでかなりニオイが取れます。

・また下駄箱の扉をあけて、空気を入れ替えましょう。
湿度が下がります。カビの対策にもなります。

リビング(掃除頻度:2日に1回)

リビング掃除のポイント
  • 物を床におかない
  • リビングに物をもちこまない
  • クイックルワイパーで簡単掃除(5分間)

リビングは家族団らんの場所です。リラックスできるリビングであるために、いつもキレイにしたいです。リビングがキレイだと、家全体がキレイに見える効果もあります。

リビングの汚れの特徴は、ホコリとゴミクズ。
ホコリもゴミもかんたんな汚れです。
しかし問題は、リビングは家族が使う場所なので、ホコリやゴミがよく出ることです。
子供のいる家庭では、遊びも勉強もリビングでやる子もいます。そうなるとお菓子の食べこぼしや消しゴムのカスがでます。

リビングのメインの掃除

◆テーブル、テレビ、棚、窓のサンのホコリを払う。
まずはホコリを落とします。
クイックルハンディがオススメ。ハンディのモフモフシートにほとんどのホコリを吸着させてくれますよ。

◆次は床にあるホコリとゴミクズ除去。
1番ラクに済ませるなら床用クイックルワイパーをつかった掃除。
【ワイパーの長所】:軽くて持ち運びがラク、すぐに掃除に取りかかれる
【ワイパーの短所】:ゴミを集めるにはよいが、取り除くのが弱い(取り除ききれない)

床のゴミやホコリを取り残さず除去したいなら掃除機です。
優秀な掃除ですが、
欠点は重くて準備がやや大変なことです。
この問題を、スティック型のコードレス掃除機はだいぶ解決してくれます
コードレス掃除機はおすすめです。

総合すると、
クイックルワイパーで床のゴミを集めて、コードレス掃除機で集めたゴミを吸い取るのが最高効率です。

ワンポイント

リビング掃除をラクにするために

  • クイックルワイパーにせよ掃除機にせよ、床に物があるとどかす作業が発生。
    床に置かない習慣をつけよう。
  • どうしても物が一定数リビングに残ってしまう場合。
    とりあえずボックスに散乱している物をいれ、床掃除を優先する。

キッチンのシンクまわり(掃除頻度:毎日)

■シンク周りの水アカヌメリ系の汚れ
・シンクでは水を使うので、水アカができます。
・野菜など食材の細かな破片。味付け調味料のゴミの切れ端などが出ます。
それらと水が合わさり、シンクでは臭いを伴ったヌメリ汚れが発生します。

最低限のキッチン掃除はコレ
  • 排水口の生ゴミをとる
  • シンク内をサッとスポンジでながす
  • マイクロファイバークロスで拭いて水アカ防止
  • 排水口に漂白剤を流し数分後に水をすすぐ(消臭、殺菌)

毎日の場所だから最低限で十分

シンク周りはヌメリや水アカが汚れの中心です。

調理をするので野菜など食材の細かな破片や包装材の切れ端ゴミが出ます。
それらと水が合わさりシンクでは臭いをともなうヌメリ汚れも発生します。

生ゴミを放置すると腐敗するので毎日取りましょう。


キッチンのコンロまわり

コンロ周りは油がとびはねるのでギトギトした油汚れが付く場所です。
油は水拭きだけでは落ちない手ごわい汚れ
さらに油は時間がたって固まると、いっそう落としにくくなります。

料理をし終わった後に、サッとキッチンペーパーで汚れをふき取ります。
料理直後ならコンロ周りが熱いので油がゆるく簡単に取れます。
直後にやれば3分ですが油が固まってからやると10分かかることもあります。

■おすすめ掃除道具

・「キッチンペーパー」「ぼろ布」
油でギトギトになった布をそのまま捨てられます。汚れた布を洗うのは大変です。

・アルカリ性洗剤
油の液性は「酸性」です。反対の性質をもつ「アルカリ性洗剤」をつかうことで中和がおこりスルリと油がとれます。

キッチンの床の最低限の掃除

キッチンは床の汚れがひどい場所です。
野菜の破片やプラスチックゴミ、水の飛びちりが原因です。
料理をする以上、避けられないので汚れるのは仕方ありません。

乾燥しているならコードレス掃除でサッと吸い取ります。
水もとびちっているなら、掃除機を使わずティッシュペーパーで手で集めるのが良いです。
ゴミだけでなく水までふき取れるからです。

トイレ(掃除頻度:3日に1回)

トイレ掃除のポイント

・たたかう汚れは「尿」「ホコリ」「水」
・さっと掃除できる位置に道具をおく
・化学の力をかりて便利な洗剤をつかう

最低限のトイレ掃除は、
便座と便器と床です。

トイレのメインの汚れは、下記です。

  • 尿の飛びちり
  • 手を洗った際の水
  • ホコリ


これらが組み合わさり複合汚れになります。

トイレの汚れはすぐに落ちる汚れです。汚れのレベルとしては強くありません。

ところがトイレ掃除はサボると臭くなるのでやっかいです。
尿の中のアンモニアや糖分が原因です。

臭いトイレにしないためにはこまめな掃除がポイント。

そのために
・道具をすぐに手に取れる場所におくこと(面倒に感じないように)
・床に物をおかないこと(片付けから始めないために)

最低限のトイレ掃除におすすめ道具を紹介するね。

ルック まめピカ 抗菌プラス トイレのふき取りクリーナー 210ml


トイレのルック 便器用洗浄剤 本体 450ml
最小限の労力で最大の効果を実現してくれるよ。


さっと5分以内で掃除を済ませるのが理想。
ゴム手袋をはめて、棚の上から掃除道具を取り出して、なんてやってられません。
手抜きトイレ掃除は下記の記事にまとめています。よかったらご参考に。
>>80点のキレイさを毎日キープ!「手抜きトイレ掃除」

また手を洗うときに床や壁に水を落とさない家族の習慣をもちましょう

・水を手で切ること。
・手をタオルまで動かすときにていねいにすること。
これだけです。
水が飛びちるため「拭く」作業が発生します。掃除の原因となる汚れを作らない教育をしましょう。

お風呂場(掃除頻度:毎日)

最低限の風呂掃除はコレ
  • 最低限の風呂掃除は「バスタブ」「壁」「排水口」
  • 毎日の湿気、水分対策
バスタブ
最低限の風呂掃除はコレ

・最低限の風呂掃除は「浴槽」「カベ」「排水溝」
・湿度対策

◆バスタブ

バスタブは皮脂汚れが中心です。皮脂汚れはかんたんな汚れです。
50℃前後の熱めのシャワーをかけて汚れをゆるめます。
風呂用の洗剤とブラシで軽く汚れをこすります。

「こすり洗いが面倒でやりたくない」人はこすり洗い不要の洗剤のバスタブクレンジングを採用しましょう。洗剤とシャワーの水圧だけで皮脂汚れをキレイに落とします。

◆壁

お風呂場の壁は汚れていると思いますか?
キレイに見える風呂場の壁ですがカビ菌で汚れています。シャワーの跳ね返りと一緒に汚れが壁に着いています。

壁に熱いシャワーをかけてから軽くブラシでこすります。

◆排水口

排水溝には髪の毛と石鹸カスがたまっています。水を使った掃除をする前にティッシュペーパーで除去します。
水を流した後にやるとヌルヌルするので 乾いているときに行います。

◆湿度対策

風呂場は水気の多い場所ですのでカビ対策が重要です。

風呂を最後につかった人は、冷水シャワーを浴室全体にかけて室温を冷やします。温度が下がることで湿気がたまりにくくなります。
また乾燥するまでの時間が短くなるので黒カビや赤カビの繁殖を抑えられます。

お風呂から出る時にサッとスクイーズで鏡やカベの水を切りましょう。水アカを防いでもくれます。
面倒くさく感じないように壁にフックがけしましょう。


家族みんなが分かりやすいように、風呂掃除は最後の人がやるルールにしましょう。

家族みんなが分かりやすいように、風呂掃除は最後の人がやるルールにしましょう。わが家は「最後になって掃除はイヤだ」と言って子どもたちがお風呂に早く入るようになりましたよ。

Step Up:風呂掃除

2~3週に一度。
排水口にパイプユニッシュを流して、髪の毛のつまりをとりましょう。

洗面所(掃除頻度:毎日)

洗面所掃のポイント

・水アカにならないように、マイクロファイバークロスでふく

洗面所の特徴的な汚れは「水」と「髪の毛」です。
洗面所は水が鏡や床に飛びちることで汚れます。
水は時間の経過とともにガンコな水アカになります。

水アカとは水道水の中の炭酸カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が固まったものです。
固まってしまうと少しこすった程度では落ちなくなります。
ポイントは頑固な汚れになる前にこまめに掃除をすることです。

最低限の洗面所掃除は、
蛇口や洗面ボウルをメラミンスポンジで1日1回こすり洗いします。
拭きムラにならないマイクロファイバークロスで拭き上げます。
こうすることで水アカ化を防ぎます。

洗面所は髪の毛が多く落ちる場所です。
髪の毛はティッシュペーパーでサッと取り除きます。
ドライヤーをかけるのとセットにしましょう。余計なことを考えずに掃除ができます。

ドライヤーかけと髪の毛掃除をセットにしましょう。余計なことを考えずに掃除ができます。

洗面所の端っこには、「クイックルワイパー」か「コロコロ」をセット。
ちょっとホコリっぽくなってきたなという時にその場で掃除開始。
取り替えシートもすぐに取り出せるように、一等地の収納場所に優先的にセットしましょう。

Step Up:洗面所掃除

・取り切れない汚れは週に1回、重曹をつかってこすり洗い。
・月に1回。排水口にパイプユニッシュをながします。
髪の毛をとかす、つまりがなくなり臭いを発生させません。
・蛇口の水アカとり。(クエン酸がおちます。)

寝室(掃除頻度:3日に1回)

この章のポイント

・寝室掃除は、ホコリ除去がメイン。

寝室はゆっくり疲れを取る場所。
寝るだけだからといって不衛生にするのはNGです。
掃除をされていない部屋はホコりっぽくダニがいます。
寝ている間ずっと寝室の空気を吸い続けるので、健康面において悪いです。

寝室の主な汚れはホコリと髪の毛。
掃除の難易度としては低いです。
ホコリは軽く風に流されます。ベッドの下や部屋のすみにたまります。
掃除機はもちろん主力。
クイックルワイパーやコロコロも取り回しがよいので寝室掃除に適しています。

Step Up:寝室掃除

フトンの上げ下ろしをするのでホコリが多くでます。
ホコリは小さくてフワフワしています。
そのためどこにでも入り込んでしまいます。
普段の最低限掃除では取り切れない奥まった場所のホコリを除去しましょう。
週に一度、物をどけながら掃除機でしっかりホコリをとりましょう。
空気がすっきり爽やかになります。

廊下 ・階段(掃除頻度:2日に1回)

廊下と階段の汚れはほとんどがホコリです
汚れのレベルとしては簡単な部類です。

埃は風でひらひら流されて終着地点がものの隅っこです。
そのため階段や廊下の端っこにホコリはたまります。

クイックルワイパーでもコードレス掃除機でもどちらでも綺麗にとれます。

まとめ

毎日しっかりとした掃除ができるのは一部の人だけです。
家事、育児、雑務、睡眠時間を考えると「最低限の掃除」しかできない人も多いはず。

最低限の掃除とは、
最小の労力で最大の効果の出る掃除。

一般的な家にある

  • リビング
  • 玄関
  • キッチン
  • 風呂
  • トイレ
  • 寝室
  • 廊下

の掃除方法について紹介しました。

掃除はやろうと思えばどこまででも丁寧にできてしまいます。
限られた時間の中で生活しています。
「そこを綺麗にしても全体的には綺麗になった印象にならない」
そんな場所を掃除して時間ばかり過ぎては、効率が悪いです。

本記事でご紹介したのは、
「各部屋の汚れのボトルネックの掃除です。

どこを、どんな頻度で、何をポイントに掃除をするか、わかりましたか?
要所をおさえれば掃除時間は短縮できます。

「もう少し綺麗にしたい」
「もう少し掃除に時間かけられる」

という人にのためにステップアップ掃除も記載しました。

余裕がある人は最低限プラスアルファの掃除をしてみてください。 

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