自分自身は『片付いた部屋がいい」ので、散らかっている部屋が気になる。そうは言っても、この経緯で自分が片付けるのは理不尽です。
「散らかした人が片付けよう」とお願いしても返事をするだけで改善されない家庭も多いはずです。
こんな繰り返しはウンザリじゃないですか?
「ウンザリだ、改善したい」と思う人は、ぜひ最後までよんでください。
一人暮らしなら部屋が「片付く」も「散らかる」もすべては自分次第。
しかし、家族と同居なら自分ひとりが片付けてもキレイをキープできません。
片付いた家にするには家族の協力が必要です。
ポイントは「苦手な人でもできる片付けルール作り」と「たしかな運用」です。
そこで今回は
「片付けが苦手ですぐに散らかす家族」を
「片付けをする家族」に
変身させる方法についてまとめました。
この方法を使うことで、
「片付けてもすぐに散らかる悪循環」から「こまめな片付けでいつもきれいな好循環」に変わります。
片づけルールが必要な理由
片付けルールとは
- 「誰が」
- 「どこを」
- 「いつ」
- 「どのくらいの綺麗さで」
片付けるかの家族全員の決まりごとです。
家庭に片づけのルールは必要です。
会社じゃないんだし、家族の中でそこまでキチキチやらなくても……
こんな声もありますが、片付けのルール作りをする理由は明白です。
なぜなら家族の中には「片付けが好きな(得意な)人」と「片付けかキラいな(苦手な)人」
がいるからです。
そのため同じ部屋の状態を見ても『じゅうぶん片付いている』と感じる人もいれば『全然ダメ、散らかっている』と感じる人がいます。
綺麗、汚いの感じ方には個人差があります。それぞれ違う価値観に任せていたら、不公平が生まれます。
片付けをする人ばかりが片付けをして、片付けしない人はほとんど片付けをしなくなります。
感じ方が人それぞれである以上、解決方法は基準点(片づけのルール)を作ることです。
基準点があるからこそ、「片付けをしている」「していない」の判断がつくわけです。
片付けルールの実例
片付けルールなんて各家庭の独自ルールですからいくらでも作れます。
ここでは万人に当てはまる効果の高い「片付けルール」を紹介します。
片付けルール①:物を使ったら元の場所にもどす
使った物をその都度、元の場所に戻していれば散らかりません。
そのためにまずは家の中のものに住所をつけましょう。
定位置を決めないで、その時の感覚で置き場所を決めていませんか?どんな物にも置き場所を決めようね。物の置き場所を決めるポイントは、片付けが苦手な人でも戻しやすい場所にすること!
片付けルール②:床置き禁止
床に物を置くデメリットは多いです。
床は家全体に占める割合が高いです。
床に物が置かれているだけで「なんとなく散らかっている印象」になります。
また床に物があると掃除のたびにどけなくてはなりません。掃除が面倒くさくなります。 対策として、バスケットにまとめていれたり、フックにかけるのもいいよ!
片付けルール③:あきスペースに物を置かない
片付けが苦手な人は、あいているスペースや平らな場所があると、勝手に物をおきます。
おきがちな場所として、
- テーブルの上のスペース
- 本棚の余白のスペース
- タンスの引き出しの中の余白
- カウンターの上
わざとスペースを空けているので、 『ここには置いてはダメ!』と家族会議で伝えよう!
その他に重要なこととして、
収納は8割収納が王道です。
また、収納は8割収納が基本です。
まず見た目が美しくなります。
また適度なスペースがあるので物がすぐに見つかります。取り出すときにはぐちゃぐちゃになりません。
片付けルール④:服の脱ぎっぱなし禁止
家に帰ってくるなり、上着を脱いでソファーにポイッとやりがち。
服を脱ぐ、着るは毎日のことです。
ポイポイ置いてしまってはすぐに散らかります。
まとめて片付けれにせよ数が多いので地味にストレスです。
帰ってきたらハンガーにかけクローゼットにしまう習慣をつけよう。
他にも色々な片付けルールをつくれる
片付けルールは他にもあります。
いくらでも作ることができます。
例えばこんなルールがあります。
片付けルールの例:
- 食器は流しに各自で片付ける
- 洗濯かごの中に入れない服は洗わない
- 玄関で、クツをそろえてから家に入る
- 風呂場は最後に使った人が風呂道具の片付けをする
家族の状況によりピッタリの内容は違います。
ご自身の家庭に合わせてアレンジしましょう。
片付けができる家庭にするのに一番大切なことは、家族みんなが実行することです。
いいルールを作ってもやらなければ片付きません。このあと詳しく書きました。
片付けルール作成 3つのポイント
片付けルールを作る時のポイントがあります。
①ルールはシンプルに
家族内には、片付けが苦手な人がいるはずです。
その人がボトルネックです。
片付けルールを決めるときは一番苦手な人に合わせてルールを作ります。
なぜならば全員がやれる程度のルールにしないと、結局は一部の人だけが片付けをすることになるからです。
そのためシンプルで覚えやすいルールにしましょう。
②家族会議できめる
片付けルールを作る時は家族会議を開きましょう。
片付けが苦手な人の意見を聞いて取り入れます。
片付けが得意な人の意見だけで決めるのはNGです。一方的にやらされてる感が出るからです。
自分で決めたことはやるけど、押し付けられた事はやらないのが人の心です。
③決めたことを紙にのこす
みんなで決めた片付けルールは、紙に書いて残しておきます。
時間が経つと片付けの約束事を忘れてしまいます。
そのうちに内容まで適当に都合よく変わってしまいます。
文字に残しておくと誰もが言い逃れできずうまくいきます。
片付けルールを運用のポイント
①ルールを守らない人にはペナルティをあたえる
どんなにいいルールをつくっても、実行しなければ意味がありません。
片付けルールを作っても多くの場合、
片付けルールを作っても多くの場合、
- 決めた片付けルール通りにやらない
- 最初の数日はがんばるが、忙しくなったタイミングでルールを無視。そして前の状態に戻っている
このパターンが多いはずです。
そこで片付けルールを守らせるために、
やらなかったらペナルティをつけます。
ペナルティって。何もそこまでしなくても・・・
そんな声もあるでしょう。
しかし口で何度言っても片付けしないから散らかっているのですね。
「片付けなんか別にそこまでしなくてもいいじゃん」
と心では思っている人を動かすには
罰則など失う恐怖が必要です。
きびしい運用をすることで言い合いやケンカになるかもしれません。そうであっても、片づけの習慣を身につけさせましょう。
②片付けが上達したらほめる
片付けルールを家族ができるようになったら、しっかり褒めましょう。
片付けが苦手な子供であっても「食べた後の食器を片付ける」といった簡単なルールであれば、すぐに身につくでしょう。
出来たら次のステップにすすみます。しかし進む前に、思い切り成長をほめてあげましょう。ほめもせず、
「次はこれをやろうね」
ばかりだと子供は面白くなくてモチベーションが上がりません。
盛り上げるのも運営側の大事な仕事。心からの笑顔でガンガンほめてあげよう。
③定期的に家族会議をひらいて確認する
その場その場でも気づいたことは伝えます。
あらためて家族会議をもうけて「片付けについて」話すと理解が深まります。
家族会議という形でテーブルを囲んで話すことで真剣度が伝わります。
まとめ
今回は「片付け偏差値45の「すぐに散らかす家族」を3ヶ月で変身させた片付けルール」というタイトルで、いつも片付いている家にするためのルール作成と運用についてまとめました。
ルールとしては、
- 物の置き場所を決める
- 使ったものは元の位置に戻す
- 床に物を置かない
- 8割収納を徹底して、開いているスペースに物を勝手に置かない
- 服を脱ぎっぱなしにしない
これらのルールが王道であり効果が高いものです。
他にも各家庭にぴったりの片付けのルールはたくさんあるのでアレンジしてください。
一番大切なのは実際に片付けを家族みんなが行うことです。
家族に片付けルールを破る人がいれば散らかる原因が残ったままです。
これでは「片付けの意識の高い人ばかりがやり、片付けをキラいな人は片付けをしない」構図は変わりません。
そのために決めたルールを絶対に守らせる運用が必要です。
- 片付けルールを守らなかったら罰則をつける
- 家族会議を開いて片付けの大切さを納得してもらう
ことで強い実行力となります。
少々の言い合いやケンカがあっても、その先には
「毎日片付いている快適な家」と
「スッキリした住まいがもたらす生産性」
が手に入ります。
片付けルールの大切さと作り方を説明しました。すでに家が散らかっていて、まずは現状を良くしたい人は業者の力をかりて一度きれいにするのもおすすめです。一旦きれいにすれば散らかしたくない心理がはたらきます。
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