恐怖!【片付けが原因】で離婚|統計から分かる夫婦の不満|たかが片付けでは済まされない

片付けで離婚掃除に関するお悩み
この記事は約9分で読めます。

 

  • 家が散らかりすぎ。リラックスできない・・・もうイヤ
  • 片付けばかりで時間が過ぎてく人生はイヤだ

 

  • 「片付けて!」
    「は?片付けてるよ!」同じやり取りの繰り返し
  • 住まいは家族と仲良くすごす場所にしたいのに・・・

今日もどこかの家庭でなされている夫婦のやり取りです。

「部屋がきたないくらいで大騒ぎするなよ」
と言っているうちに、
愛想を尽かされて離婚にいたることは珍しくありません。

「たかが片付け」ではありません。

片付けをしないことが原因で離婚する人は実は少なくないのです。下記に裁判所統計をのせました。

大好きで結婚した夫婦なのに片付けが原因で離婚に発展するのは残念なことです。
今回は「片付けと離婚」にスポットを当て内容をまとめました。

本記事でわかること
  1. 片付けられないパートナーと離婚したくなる理由
  2. 片付けを「する人」、「しない人」のそれぞれの心理
  3. 「片付けと離婚」の法律
  4. 関係悪化をくいとめる両者の片付け行動の提案

本記事を読んでいただきたい方は、

  • 配偶者と離婚を考えている人
  • 片付けを大切にしていない人
  • 片付けで夫婦喧嘩したことがある人

です。

本記事を読むことで、片付けの意味が変わるはずです。

離婚原因の1位は「性格の不一致」

片付けが理由で離婚する人は実際にいます。下の表は離婚原因の割合です。

「片付け原因」が含まれるであろう内容を赤文字にしました。男女共に「性格が合わない」がダントツ1位です。
順位男性件数(%)
【男性】
女性件数(%)
【女性】
1位性格が合わない11,030性格が合わない18,846
2位精神的に虐待する3,626生活費を渡さない13,820
3位その他3,545精神的に虐待する12,093
4位異性関係2,547暴力を振るう10,311
5位家族親族と折り合いが悪い2,463異性関係7,987
6位性的不調和2,316その他5,173
7位浪費する2,218浪費する5,000
8位同居に応じない1,569家庭を捨てて省みない3,946
9位暴力を振るう1,500性的不調和3,500
10位家庭を捨てて省みない1,011家族親族と折り合いが悪い3,254
平成29年 司法統計19  婚姻関係事件数  申立ての動機別申立人別  全家庭裁判所
(注)申立人の言う離婚理由を3個まで挙げる方法で調査重複集計
出典:裁判所


「片付けない」が「離婚に発展する」4つの理由

好きで結婚した夫婦であっても、「育った環境」も形成された価値観」もちがいます。
恋愛の時には許せたことでも、 結婚して日常生活がはじまると我慢ならないこともあります。

「配偶者の片付けない」が離婚に発展する理由を詳しく見ていきます。

理由①:価値観を尊重されなく愛想が尽きるから

  • キレイな家ですごしたい
  • 片付けばかりしたくない
  • 汚さないでほしい

「自分にとっては大切なことだから、私のためにもどうしてもキレイにしてほしい」
と心を込めてお願いしても少しも理解を示してくれないとしたら・・・

「あー、この人はこんなことすらも聞いてくれないんだな。自分は大切にされていないんだな」
と一気に気持ちが冷め、愛想がつきます。

理由②:下げマンでは成功できないから

人生で成功するのに配偶者の影響力は大きいです。

配偶者とは、

  • 人生のパートナー
  • 一番近くにいる味方
  • 精神的な支え・より所
  • 何かあれば軌道修正してくれる一番分かってくれる存在

金持ちは配偶者資質を大切にします。
いわゆるアゲマンかどうかを重視します。
それだけ「成功する」のに配偶者が大切かが分かっているからです。

世界のお金持ちにヒアリングした本です。配偶者の人間性を重要視していることがわかるアンケート結果が載っています。

夫婦は補いながら、ともに高みを目指すものです。逆に足を引っ張る存在はダメです。

高みを目指しているのに、
片付け論争ばかりやっている配偶者に愛想が尽きてしまうわけです。

理由③:これが一生続くと思うと・・・希望が見えないから

人間誰だって調子の良い時と悪い時があります。
たまには片付けをサボる日だってあります。

離婚にまで発展する人の問題は、「片付けしない」ことが日常的になっている点です。

  • 片付けては汚される
  • 何度お願いしても変わる気がない

人は将来に希望を持てなくなった時に気力を失います。
これから先もずっとこんなガッカリ感を味わうのかと思ったらそれを避けたくなります。夫婦の場合、それが離婚です。

理由④:住まいがいやしの場所でなくなるから

本来の住まいの役目は、

  • 疲れをとり活力をえる
  • 家族とくつろぎ幸せ感じる場所
  • 好きなことや夢中になれることをして自己実現する場所

です。

散らかり放題の家では「いやしの場所」でなくなります。
逆にストレスをかかえる場所になってしまいます。

疲れはとれず、心のモヤモヤが澱のように積もっていきます。

そんな環境を作る元凶が配偶者なら別れたいと思います

離婚に発展した象徴的な事例

質問&回答 (Q&A) コミュニティ | 教えて!gooより

片付けられない妻と離婚
長文・駄文失礼します。妻が俗に言う「片付けられない女」です。私・販売業30歳、妻・専業主婦30歳、7歳と5歳になる男の子がいます。片付けられない程度は、とりあえず炊事洗濯掃除、あまり得意ではないようで... - 父親・母親 締切済 | 教えて!goo

離婚に関する法律知識

関連する法律周りの知識です。

離婚が認められる5つの要件

  1. 不貞行為(不倫)
  2. 悪意の遺棄(わざと家族をほったらかしにすること「別居」「生活費を渡さない」)
  3. 3年以上の生死不明(生き別れ、音信不通)
  4. 配偶者の重度の精神障害
  5. 婚姻を継続できない重大な理由があるとき

片付けを原因とする離婚は「婚姻を継続できない重大な理由」に該当します
配偶者が片付けをしないことで、いちじるしく家庭関係が悪くなることを証明します。

夫婦の3大義務

夫婦であるからには法律的に義務があります。
次のことが規定されています。

  1. 協力義務(夫婦が互いに協力し合って生活しよう)家事を分担したりしよう。遊び歩いたりしたら駄目よ。
  2. 同居義務
  3. 扶養義務(経済力があるほうがちゃんと養っていきましょう)
  • 「同居義務があるんだから一緒に住もう」
  • 「扶養義務があるから働いてもらおう」

普通こんな風には考えませんが一応、法律上はこのように規定されています。

離婚手続きの4種類

離婚と言うと「役所に離婚届を出して終わり」そんなイメージもあるかもしれませんがそうとは限りません。 財産分与や親権争いで両者が納得できる離婚手続きが進めない場合です。

  1. 協議離婚(ほとんどの場合がこれ。夫婦間の話し合いにより成立
  2. 調停離婚(家庭裁判所の調停委員を間に入れて話し合うことで成立させる
  3. 審判離婚(ほとんどない。些細な部分のみ裁判官が決定する離婚の方法)
  4. 離婚裁判( 裁判所に離婚をするかどうかを決めてもらう。親権や財産分与も決めてもらう方法)

手続きの大変さなどから上の順番で進んでいくのが普通です。

専業主婦(夫)で「片付けない」は離婚要件になりえる

裁判所に「配偶者が片付けしないので離婚を認めてもらえますか?」
と言うと裁判所は離婚の要件として認めるのでしょうか?

答えは離婚要件になる場合とならない場合があります。

  • 離婚要件になる場合:妻が専業主婦の場合。
  • 離婚要件にならない場合:共働きの場合です。

離婚が認められる5つの要件の「婚姻を継続できない重大な理由」に該当します。

専業主婦で片付けていないからと言って訴えられたらすぐ離婚が決定するかと言うとそうではありません。しかし法律上も専業主婦であるならば片付けするのは当然だと言っているように見えます。

配偶者が専業主婦であるか否かに関わらず離婚手続きにおいては相手の片付けない状況を記しておくことが大切です。

それを証明するために、

  • 写真に撮る
  • 日記に「日々感じている感情」を残す

などお願いしても片付けをしてもらえず精神的苦痛を感じたことを記します。
証明する手段を持っておく必要があります。

両者の主張

夫婦において片付けに対する考え方はまるでちがいます。

片付けをしてほしい側

片付けをしてほしい側 :

  • 綺麗な環境で作業がしたい
  • 綺麗な落ち着く環境でリラックスしたい
  • 家が散らかっていると心が乱れるから嫌だ
  • なぜお願いしているのにやってくれないのか意味が分からない

片付けをしたくない側

片付けをしたくない側 :

  • 部屋が汚くても生活できる
  • 部屋を掃除するのはめんどくさい
  • 綺麗好きでないから散らかっていても気にならない
  • 綺麗ではないっても生活できているのになぜあそこまで行くのか理解できない

今後の対応

さて決定的に違っていることが分かってしまいました。
目の前の現状を変えるには行動しかありません。

片付けが原因の夫婦間のこじれを解消するには行動を変えるしかありません。

1つ目は、配偶者が変わらず、自分が片付けをし続ける道

2つ目は、配偶者が心を入れ替え、片付けの習慣を身につける道

今まで片付けを重要視していなかった配偶者を変えるには相当の心構えが必要です。
強い覚悟を持って臨まなければ結果は変わらず時間だけが過ぎていくとなります。

離婚の決断をする前に配偶者に変わる最後のチャンスを与えるなら、次の5つのポイントを押さえた上で変わってくれるか試してみるのもありかと思います。

配偶者を「片付けできる人に変える」5つの方法

方法①:毅然とした態度で臨むこと

こちらは本気です。片付けをちゃんとやってもらえないのなら行動します。
覚悟を見せつけることが大切です。

今までと同じレベルでお願いするだけでは変わりません。
染み付いてしまった人間の習慣を変えるのは相当程度の刺激が必要です。

軽く言うだけで解決していたのであれば今の状況がないはずです。

私を失っても良いのか?
選択肢は「自分が変わる」か「変わらない」の2択である

配偶者に自分の本気度を示すのです。

方法②:想いを徹底的に熱弁

片付けを大切にしている理由を相手に理解してもらいます。

  • 育った環境
  • 性格的に綺麗好き
  • 散らかった環境だとストレスになる

様々な理由で相手には片付けを大切にする発想がないかもしれません。自分の頭の中にない以上は行動は生まれません。

「片付いた部屋をどれだけ必要としているのか」とことん力説しよう。

方法③:具体策として一緒に片付ける

共同作業で一緒に片付けましょう。
これは具体的で協調的な行動です。

夫婦であり男女です。一緒に協力して一つの作業をすることで 一体感が生まれ仲が良くなります。

「単純に片付けのやり方が分からない」ことで片付けができないこともあります。

一緒に共同作業することで突破口になります。

方法④:片付けをやったら、心からほめ、よろこぶ

あなたの思いが伝わって相手が片付けを始めたとします。

とはいえ相手は今まで片付けをしてこなかった人のはず。

  • 片付け方法は下手
  • やり方も自分と違う

突っ込みどころはたくさんあるはずです。

とはいえ具体的に行動したのであればそこは褒めるべきです。
具体的な行動に対して文句を言ってしまったら相手もヘソを曲げてしまいます。多少大げさにでも嬉しい気持ちを前面に表しましょう。

方法⑤:状況を振り返る(行動や気持ち)

あなたがものすごい強い思いで(離婚まで考えている)お願いした時には相手もやばいと思ったかもしれません。

しかし人間は習慣の生き物です。

ことが起こった時には反省しても時間が経つとその思いを忘れて行きます。
そしてまた慣れ親しんだ今までの自分に戻ってしまうのです。
長年片付けをサボってきた人にとっては「 片付けをしない」が習慣なのです。

この人の習慣に打ち勝つには、

  • 思い出すことです
  • 繰り返すことです
  • 評価することです

相手と片付けの進捗具合について話し合いの時間を持つことです。

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