トイレは毎日使う場所なので家の中でも汚れやすいです。
便器、便座、壁、床、ウォシュレット、ペーパーホルダーなど掃除をする場所はたくさんあります。
そんなトイレですが『いざキレイに掃除をしよう!』となると疑問が出てきます。
- 掃除をしても尿石が落ちないのだが、どうすれば落ちるの?
- トイレ用洗剤は沢山売っているけど「これを使っておけ」はどれ?
- トイレ臭の落とし方は?
- 掃除の頻度の目安はあるの?
本記事ではトイレ内の各箇所の掃除方法をまとめました。
この記事を見ることでトイレ掃除のポイントがすっきりわかります。
トイレ内で掃除をする場所
トイレ掃除と一口に言っても掃除場所はいくつもあります。
まずはどんな掃除箇所があるか、全体像を見ます。
- 便器の中
- 便器の外側
- 便座とフタ
- 水洗タンク・水受け
- 壁と床
- ペーパーホルダーや収納棚
2畳程度の狭い場所の割には掃除をする場所はたくさんあります。
2大トイレ汚れ
スペースとしては狭いトイレですが掃除をやらなくちゃいけない場所はけっこうありますね。でも大丈夫。 トイレの中は掃除場所は多くても汚れの種類で分ければ下記の2種類です。
「尿石汚れ」と「黒カビ」です。
トイレは水を使う場所であり尿が飛び散る場所だからです。トイレ内の床を掃除しても尿石や黒カビで汚れています。
ですからこの2つの掃除方法がわかればば効率的にトイレ掃除ができますよ。
①:尿石汚れ
尿石の原因 |
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尿石の特徴 |
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尿石になる 過程 | 細菌が繁殖し尿の成分と、 |
尿石が できやすい場所 |
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②:黒カビ
トイレは水を使う場所
トイレは水を使う場所なのでカビが発生しやすいですよ。
便器内の水たまりのフチにつく さぼったリングは黒カビが発生している証拠。
カビは生き物ですから増えます。
除去するレベルとしては厄介な部類です。
表面の黒いカビを落とすだけではダメです。
数日でまた復活するからです。
強力な塩素系漂白剤でやっつけます。これなら一発でやっつけられます。
・トイレの奥の床の端っこ。
・便器の中の水溜り。
さて次からはトイレ内の個別の場所の汚れの種類と掃除方法を見ていきます。
基本的には尿石落としと黒カビ掃除が中心になります。それを踏まえた上で場所ごとの特有の汚れをまとめます。
便器の中の掃除方法
便器の中の汚れは目につきやすい。そのくせ掃除するのが億劫な場所。 それに負けてサボってしまうと尿石がついて臭いトイレになってしまいます。トイレの中でもこまめな掃除が必要な場所です。
主な汚れ |
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使う道具 |
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- 手順①洗剤をかける
- 手順②物理的にこする
- 手順③水で流す
トイレの便器はすぐに汚れます。一度綺麗にしたから「しばらくやらない」なんてできません。
こまめな「かんたん掃除」と「しっかり掃除」を交互に使い分けます。
【便器掃除のやり方・かんたん版】
掃除の目的は尿汚れを落とすこと。初めはほぼ無臭の尿を掃除不足により尿石に発展させないこと。
日々の掃除はトイレのルックとスクラビングバブルスポンジで掃除。
トイレ用洗剤の特徴は基本的には酸性洗剤です。理由は尿石汚れがアルカリ性汚れだからです。
3日に一回トイレのルックをかけているなら、ほとんど尿石にはなりません。
週に一回しかできない掃除をしないのであればブラシでこすります。使うブラシはジョンソンのスクラビングブラシがおすすめ。
なぜならば便器を洗ったブラシをそのまま捨てて水で流せるからです。
トイレを洗ったブラシは水ですすいでも菌が無数についています。ブラシがトイレ内の最大の雑菌の元です。
便器の中を洗ったブラシをその都度塩素系漂白剤に浸け置き洗いするなんてできますか?
これをしなければ便器を洗ったブラシに雑菌が何億個と発生します)
月に1度も掃除をしなければ確実に尿石ができます。
できてしまった尿石は頑固汚れです。
弱い洗剤とブラシでこする程度ではなかなか落ちません。
こんな時は科学の力で落とします。
尿石はアルカリ汚れです。
アルカリには反対の性質を持つ酸性洗剤が中和効果で効きます。
トイレ用の酸性洗剤と言ったらサンポール。
塩酸を使っていて9.5液性。
かなり強力な洗剤です。
サンポールを使う時にはニトリルグローブを着用します。
こびりついている尿石にサンポールをかけます。
普通にかけると、便器のカーブに沿って流れ落ちてしまいます。
トイレットペーパーをかけてその上にサンポールをかけます。(ラップ掃除)
便器の外側
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルな 便器外側の掃除 |
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- 手順①塩素系漂白剤を準備する
- 手順②綿棒や歯ブラシをつかって塗る
- 手順③5分放置する
- 手順④漂白剤を流す
水をかけられるなら水で流す。
ムリならボロ布で拭きます。
便器の外側でしっかり掃除をしたい場所は床と便器の境目部分。
ここに飛び散った尿がトイレ内の悪臭の原因になります。
今後の掃除を楽にするためにコーキングしてしまうのもありです。
便座とフタ
便座は座るだけなので汚れていない感じがしますが意外と尿が飛び散っています。
その他にも手を洗った後の水に埃が吸着した汚れなどがあります。
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルな 便座とフタの掃除 |
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汚れの難易度 | 汚れのレベルとしては低い方 |
掃除の基本は上から下。上から下に掃除をすれば綺麗にしたところに埃が落ちる事がありません。
市販のトイレシートは厚手があるのでゴシゴシ拭いても手に汚れが伝わらないので安心して掃除をできます。
お掃除スプレーまめピカは気軽に掃除をするならもってこいです。
なぜならばトイレットペーパーにシュッとひと吹き。それで拭いて終わったら便器に捨てて終わりだからです。掃除をするまでのハードルが低くて面倒に感じにくいです。
水洗タンク・水受け
トイレを使うたびに水を流します。そのため水洗タンクには 水垢汚れでザラザラしてきます。
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルな 水洗タンク・水受け |
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汚れの難易度 | 汚れのレベルとしては低い方 |
- 手順1ざっとこすり洗い
タンクの水受けは埃や水アカで汚れています。メラニンスポンジでゴシゴシこすり洗います。
- 手順2クエン酸で水アカ落とし
蛇口まわりには水アカ汚れがついています。水アカはアルカリの汚れ。酸性のクエン酸スプレーで落とします。頑固な水アカにはキッチンペーパーで1時間ラップします。
- 手順3水拭きと乾拭きで終了
クエン酸が残ると白っぽくなってしまうので固く絞った水雑巾で拭き取ります。その後乾いた雑巾で乾拭きしたら終了です
壁と床
トイレの壁は尿の飛び散りと手を洗った後の水ハネで汚れます。 そのため腰あたりから床にかけての汚れが多く付きます。
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルな 壁と床の掃除 |
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- 手順1おおまかにホコリをとる
トイレクイックルハンディミニで壁や床の大まかな埃をざっくりとる。
先にほこりを取らないと水拭きした時にホコリを伸ばしてしまいます。
汚れの軽い上から順に掃除をしていきます。 - 手順2壁掃除から先に
床と壁なら壁の方が汚れていません。 上なので汚れが落ちて二度拭きの必要もありません。天井の高い部分はハンディモップを使うとラク
汚れの様子を見ながら汚くなったシートであまり汚れていない部分を拭かないようにしよう。 汚れを伸ばしてしまったら逆効果。 - 手順3トイレの床は奥から手前にふく
便器の後ろからふき始めれば最後にドアの前を拭いてそのままで出られます。
汚い話だけど、男性の立ち小便で1000滴の尿が飛ぶと言われる。床や壁は汚いんだよ。
ウォシュレットのシャワーノズル
体に直接触れる場所だからこそ月に1回は掃除をしよう。
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルな ノズルの掃除 |
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ウォシュレットのシャワーノズル掃除方法
- 手順①電源を切る
掃除の途中でうっかり触れて水が出ないように安全を期します。
- 手順②ウォシュレットノズルを手前まで引き出す
ノズルの引き出し方は次の2パターンです。
・ノズル掃除ボタンを押す
・ない機種は手で引き出します。(先端部分に指の引っ掛け部分) - 手順③トイレシートで拭く
トイレシートで大まかに汚れを落とします。
- 手順④洗剤とブラシでこすり洗い
洗剤とブラシでこすり洗いで落とします。 トイレ用の中性洗剤を吹きかけて古い歯ブラシなどでこすり洗いします。
体に直接触れる部分の掃除だからサボったら汚いよ。
ペーパーホルダーや収納棚
こういった場所も手で触れるので手垢やホコリがついています。
頑固な汚れになる場所ではありません。こまめに気が付いた時に掃除しましょう。
主な汚れ |
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使う道具 |
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シンプルに の掃除 |
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ホコリ汚れが中心で楽勝な汚れです。週に1度程度でもいいので軽くホコリをとる掃除をしよう。
トイレ内の収納について
さてここまではトイレの汚れ落としについてみてきました
最後にトイレ内の収納や物の置き方についてまとめます。
◆物は床に直置きしない
◆空間を利用して収納量アップと掃除のしやすさ両方を追求
トイレ掃除の頻度
あなたはどの頻度でトイレ掃除していますか?
家族の人数や汚しやすいお子様がいるかによっても変わりますが一般的には下記の頻度を目安にしましょう。
毎日 |
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週に1回 |
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2~3週間に1回 |
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