片付ける→すぐ散らかる→イライラ・・・不快なスパイラルを根本原因から徹底解決!

掃除に関するお悩み
この記事は約9分で読めます。

・時間をかけて片付けしても、翌日には散らかっている
・やってもやってもきりがない
・片付けしてもすぐ散らかる。徒労感がすごい
・散らかった部屋は気分が悪い、イライラ・・・
・キレイに使ってるのに・・・なんで散らかるの?
・一度片付けたら長持ちして欲しい。

部屋がすぐに散らかる7つの原因

散らかる原因①: 物の量が多い

単純に物が多いからすぐに散らかります。
なぜなら管理する物が多くなるからです。
取りに行く回数。元の位置に戻す回数が物の数だけ多くなります。

散らかる原因の中で、もっとも根本的で核心部分。

お気に入りやテンションの上がる物に、囲まれるのは楽しいです。
ところが多くの物に囲まれて、管理できずイライラするのも事実。

散らからないためには、物をへらします。

散らかる原因②: 物の定位置を決めていない

物の置き場所をカンペキに決めないのは散らかる原因です。

カンペキに決めないと
「大体この辺でいいや」
と「適当置き」が増えるからです。

「適当置き」が増えると、必要な時に欲しい物が見つかりません。
その結果同じものを2個買うなどムダが発生します。
その他にも、すぐに見つからず気持ちはイライラします。

散らからないために、カンペキに物の定位置を決めることです。
家族の反対派から「そんな細かすぎる」と言われても決めましょう。

散らかる原因③: 戻す場所がすぐに分からない

物の定位置を決めても、戻す場所がすぐに分からなければNGです。
分からなければ結局、適当に置いてしまいます。

大きな物や印象に残るものは誰でも置き場所を思い出せます。
掃除機や扇風機の置き場所を忘れる人はいませんね。

問題は、
・小さな物や使わない物。
・引き出しの中にしまう物。
これらは
「 あれはどこにしまえばいいんだっけ」となりがちです。

特に子供は戻す場所を覚えないので、一目でわかる工夫が必要です。

散らかる原因④: 動線にムダがおおい

家の中の行動には「流れ」があります。
洗濯機で衣類を洗う➩洗濯を干す➩洗濯を取り込む

これを動線と言いますね。
動線が悪いと行ったり来たりが増えます。
もしくは反対方向に取りに行くムダが発生します。

ムダが多ければ疲れます。
疲れることは必ずイヤになります。
イヤなことはやらなくなります。

そうやって結局、片付けなくなります。
ですから極限まで動線にこだわりましょう。
頭で考えても最高の動線は思いつきません。
方法:ノートとペンで図面を書いて配置を考えます。

散らかる原因⑤: 収納する場所に余裕がない

収納量は、「8割収納」が目安。

収納に余裕がないと散らかるきっかけになります。
なぜなら、

  • 毎回のしまう作業に手間がかかるから
  • 取り出すときに、他の物まで崩してしまうから

片付け苦手な人ほど、ギュウギュウに詰め込みます。
スペースの無駄を失くしたつもりですが、NG行動です。

・ギュウギュウでスキマのない場所につめこむのは手間です。
両手をつかい、スキマを作り押し込まなくてはなりません。

・ ギュウギュウでスキマのない場所から取り出すと、他の物まで崩してしまいます。
余計な二度手間が発生します。
忙しい時に崩れたら直さずぐちゃぐちゃなまま。そうやって散らかっていきます。

散らかる原因⑥: 戻すのを後回しにする

  • 今はめんどくさい
  • 別のことをしたいので今はやりたくない
  • あとで行く時に戻すから今は片付けたくない

これらの繰り返しで部屋は散らかります。

・ものの数を減らす、
・効率的な作業動線。
いずれも散らからない部屋にとって重要です。

しかし究極的には、
どんなに物が多くても、非効率な動線であっても、
後回しにしなければ部屋は散らかりません。

つまりどんなに面倒でも、後回しをしないでその都度片付ければよいのです。
部屋は散らからないわけです。
もちろん非効率な配置で毎回片付けるのは無理があります。
とはいえ、
精神面として使った後は後回しせずにすぐに片付ける。
この気持ちがまずはとても大切です

散らかる原因⑦: 家族と片づけのルールが共有されていない

片付け意識がある人の一人暮らしなら部屋は散らかりません。
なぜなら散らかる要因が少ないからです。
・自分で決めたから物の置き場所が分かるから。
・自分が散らかさない=家がちらからない、だから。

ところが家族や恋人など別の人と同居すると散らかります。
それは人それぞれ、物の置く習慣や感覚が違うからです。

片付けの意識の高い人が物の置き場所を決めてそれっきりはダメ。 片付けが苦手な家族を含めて、どこに置くことになったのか、なぜそこに置くことになったのかを共有すること。

ここまでしないと片付けの意識の低い人は自分ルールで物を元に戻しません。

家族と言っても価値観の異なる別の人間。綺麗な家のためには片付けの家族感のルールが必要です。
ここについてはこちらの記事をどうぞ。
>>片付け偏差値45の「すぐに散らかす家族」を3ヶ月で変身させた片付けルール

散らからない!キレイな部屋を維持する【7つの片付けテクニック】

ここまでで部屋が散らかる原因がわかりました。

  1. 物が多いため
  2. 物の定位置を完璧に決めていないため
  3. 物の戻す場所が分かりにくいため
  4. 動線にムダがあるから
  5. ぎゅうぎゅうに収納して余裕がないから
  6. 片付けるのを後回しにするから
  7. 家族内で片付けのルールが共有されていないから

散らかる原因の反対のことが、部屋を散らかさないコツとなります。

散らからないコツ①:物の量を減らす

散らからないために、物の量を減らします。

物を減らすときのポイント

物を減らすときのポイント:

  • 行き当たりばったりでやらないこと
  • 家全体を見渡し全体を把握
  • スマホで各部屋の写真を撮る
    (画面で見ると客観的になれる)

こうすれば、捨てるべきものが見えてきます。

また、物を減らすには、捨てるのが一番です。
捨てるだけなので早いです。
転売や知人にあげるのは、時間がかかります。

物を減らす順番は、効果のすぐに出る大きなものからです。
細かい雑貨から手を出してはいけません。
時間だけがかかります。

「物を減らすコツ」は下記の記事にまとめてあります。
>>物をへらすための5ステップ|後悔せずに捨てて身軽になろう!


散らからないコツ②:全ての物の置き場所を決める

おおくの人が「大体の場所」は決めます。

  • 洗面所で使うので、洗面所の使いやすそうな所
  • キッチンで使うのでキッチンの手に取りやすそうな所。

この程度の決め方だと結局は探しきれません。
「このへん」ではなく「ココ」と明確に置き場所を決めます。また、「すべての物に」置き場所を決めます。

  • 乾電池の予備
  • プリンタ用紙
  • 子供が学校から持ち帰ってきたプリント

このような小物に関しても置き場所を明確に決めます。

『そこまで細かくしなくてもいいじゃない?』
そんな声が聞こえてきますが、 散らかしたくないならはっきり決めるべきです。

このように細かく決めるのは大変です。
だからこそ、コツ①の「物の数を減らす」が大切です。

散らからないコツ③: パッと見て置き場所が分かるようにする

視認性が高いと散らかりません。

物は縦置き

  • 上から見てもわかります。
  • 何が置いてあるかわかりやすいです。
  • 重なっていると下に置いてあるものを取り出すのに手間です。

透明なケースに入れる

ケースが透明であれば、中に何が入っているかを開けなくてもわかります。

ラベルを貼る

中に何が入っているか外からわかるようにラベルを貼る。
テプラでラベルを作ると見た目にも綺麗。

またラベルがあることでそこに戻さなくてはいけない」という心理がはたらきます

仕切りをつける

物と物とが混ざらない
物体の側面が見えるので何が入っているのかが確認できます。

物を吊るす

物を吊るす収納は、物がむき出しになるので視認性が高いです。
壁や天井スペースを有効に活用されていません。
物を吊るすことで平面積を取られないで済む効果もあります。

ピクチャーレールを使えばコルクボードを吊るすことができます。

散らからないコツ④:生活の動きにあった置き場所にする

効率の上がる作業動線にします。
作業の流れにムダがないのが理想です。
そのために家族の生活をふり返りましょう。

  • 作業経路上に置く(行ったり来たりをさける)
  • 人間の行動の特性を考えた場所(高すぎる、低すぎるはダメ)
  • モノの属性でまとめた場所(調理器具・衣類など)
  • 家族の考え方を考慮にいれる

散らからないコツ⑤:ものをへらして8割収納にする

すべての収納で8割まで減らしましょう。

同じような服やカバンが2個あったりしませんか?
捨てられるものはどんどん捨てましょう。

8割収納にすると見た目がアップするよ。

8割まで減らした後は、物を増やさないことも大切です。
はじめから手に入れない習慣をもちましょう。

2アウト1インの法則

1つモノを手に入れたら、2つモノを捨てる考え方です。

無料でもらえるものにはご注意

  • フリーペーパー
  • 無料のお試しセット
  • ノベルティのボールペン

無料だからともらっていたら物は増える一方です。

安易にもらわずに、本当に必要かを判断します。
不要と思ったら、受け取らないことです。
「お気持ちありがとうございます。でも私は要りません」
とやんわりお断りしましょう。

手に入れなければ、捨てる手間がそもそも発生しません。

散らからないコツ⑥:使ったら定位置に戻す

片付けの基本です。

これは誰でも分かっていることですが、実践がむずかしいです。
時間と心に余裕がある時はできます。
余裕がなくなった時にでも元に戻すためのコツは次の通りです。

if then(もし●●をしたら、▲ ▲ をする)を決めておく

片付けのルーティンを作るわけです。

  • ゴミの切れ端が出たら、 必ずゴミ箱に捨てる
  • 買い物から帰ったら腰を下ろす前にまず収納

「やろうかな」
「どうしようかな」
と考えるからやらない可能性が高くなります。
考えずルーティンで片付けます。

定位置に置かれた写真を貼っておく

ものが正しく置かれた理想型の写真を壁に貼ります。
目につきやすい所に貼るとよいです。
「めんどくさいから適当な場所に置いちゃおうかな」
と思った時にも写真を見ることで思いとどまる可能性がふえます。

また日頃より理想的な部屋の写真をを見ているとよいイメージが刷り込まれます。

散らからないコツ⑦:家族の片付けルールを作り運用する

家族であっても、片付けに対する考えはちがいます
みんなが別々のやり方をしていては、散らかるのは当然です。

だから家族間のルールを作ります。

  • リモコンの置き場所
  • トイレットペーパーの芯はゴミ箱に捨てる
  • 使用済みの乾電池には「使用済」と印をつける

家族全員が共通のルールで動くことがキレイを維持するポイントです。
家族がみんなバラバラのやり方をしていませんか?
下記の記事で詳しくまとめました。
>>片付け偏差値45の「すぐに散らかす家族」を3ヶ月で変身させた片付けルール

まとめ

せっかく綺麗に片付いたのにすぐに散らかるのはすごくがっかりしますよね。

すぐに散らかってしまうのには7つの原因がありました。

部屋がすぐに散らかる7つの原因 :

  1. 物が多いため
  2. 物の定位置を完璧に決めていないため
  3. 物の戻す場所が分かりにくいため
  4. 動線にムダがあるから
  5. ぎゅうぎゅうに収納して余裕がないから
  6. 片付けるのを後回しにするから
  7. 家族内で片付けのルールが共有されていないから

どれだけはてハマりますか?

原因をつぶす行動こそ解決方法です。

キレイな部屋を維持する【7つの片付けテクニック】

  1. 物の量を減らす
  2. 全ての物の置き場所を決める
  3. ぱっと見て一目で置き場所がわかるようにする
  4. 生活の動きにあった置き場所にする
  5. 物を減らして8割収納にする
  6. 物を使ったらそのたびに定位置に戻す
  7. 家族の片付けルールを作り運用する

物が散らかるとどうしてもイライラしてしまいます。
いつも綺麗な家はあなたの気分を安定させます。

何か1つでもすぐにできることをやってみてください。

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